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金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを! 債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。

2024-11

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1月に書かれた文章なのですでに訳されてるかと思いつつ、簡単に訳しました。

まあ、もうご存知と思いますが、4月のアースデーに合わせて、ボリビアで気候変動国際会議を開催するというものです。


ボリビアの国連大使、パブロ・ソロンもこの会議に関する文章をどこかに書いていたので、時間かからなそうならそれも訳します(と思います)。

原文は、外務文書みたいな書き方(途切れなく続く)でしたが、わかりやすく普通の文章のように一文ごとにきりました。

(英語文)
http://boliviarising.blogspot.com/2010/01/call-by-evo-morales-for-peoples-world.html

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エボ・モラレス、
「気候変動とマザーアース(母なる地球)の権利に関する世界民衆会議」
開催を提唱



今日、多くの人が知るように、気候変動が人類・すべての生物の存在、そして私たちのマザーアースそのものに対する真の脅威となっていることを深く憂慮する。

そして島嶼、海岸地帯、ヒマラヤ・アンデスをはじめとする世界の山々の氷河、地球の極地地域、アフリカのような熱帯地域、水資源、ますます増加する天災の被害を受ける人々・植物・動物、生態系一般への深刻な影響を深く心に刻む。

気候変動の影響をもっともひどく受けるのは世界の貧しい人々であることははっきりさせたい。彼らは家や生存に必要な資源が破壊されるのを目の当たりにする。彼らは避難所を求めて移住を余儀なくされる。

これまで排出された温室効果ガスの75%は、無法図な工業化の結果、北の諸国からもたらされたものであることを確認し、

気候変動は資本主義システムの産物であることを指摘したい。

“先進国”と呼ばれる国々によりコペンハーゲン会議が失敗に終わったことを遺憾に思う。これら"先進国“は彼らが途上国、将来の世代、そしてマザーアースに対して負う”気候債務“の責任を認めなかった。

21世紀における人権を全うするには、マザーアースの権利を認識し、尊重することが必要不可欠であることをここに再確認したい。

私たちは気候正義を求めて闘わなくてはならない。

そしてこれ以上の人類、そしてマザーアースの被害、苦痛を避け、自然との調和を保つためには緊急の行動が必要であることを深く認識する。

世界の人々は、連帯、正義、生命の尊重という原則に基づき、人類、そしてマザーアースを救う力があると確信する。

よってボリビア多民族国家政府は、国際マザーアースデーを祝して、世界の人々、社会運動、マザーアースを擁護するグループに呼びかけ、また、市民と協働したい科学者、学識経験者法律家、政府関係者などを招き、

2010年4月20日-22日、ボリビア・コチャバンバにおいて「気候変動とマザーアース(母なる地球)の権利に関する世界民衆会議」を開催する。

「気候変動とマザーアース(母なる地球)の権利に関する世界民衆会議」の目的は以下のとおり

1)気候変動を引き起こす構造やシステムを分析し、すべての人類が自然と調和して「よき人生」を送ることを確かなものとするラジカルな手段を提案する。

2)「マザーアースの権利世界宣言」プロジェクトに関する議論と合意形成

3)国連気候変動枠組内での、京都プロトコルへの新たなコミットメントやCOP決定のためのプロジェクト提案に関する合意形成。
これらは、気候変動に関する協議や国連における各交渉に誠意を持って参加する、すべての国のこれからの政策のガイドラインとなる。

協議されるのは以下の各ポイント;

-気候債務
-気候変動移民-難民
-排出削減
-適応
-技術移転
-資金
-森林と気候変動
-共有ビジョン
-先住民
-その他

4)気候変動に関する世界民衆直接投票の組織化に関する作業

5)気候正義法廷に設立を進めるアクションプランの分析と策定

6)気候変動から生命を守り、またマザーアースの権利を擁護する行動や大衆動員戦略の確定

2010年1月5日ボリビア

エボ・モラレス・アヤマ
ボリビア多民族国家大統領
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