金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを!
債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。
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これは経済オンチの私の感想ですが、
ユーロの問題点の一つは、経済力の違う国々が同じ通貨を使うので、 ドイツのように生産力の高い国は、周囲の経済ダメダメ国のおかげでユーロのレートが実際のドイツ経済より低く評価されるので輸出などで有利になる一方で、 ダメダメ国は自分たちの国だけでの通貨切り下げという対応が取れないこと。 また、ユーロから離脱手続きが決められていない。 新規加盟する国があるのだから、当然離脱する国も出てくるはずなのにそんな手続きを決めて、次々離脱する国が出たら困るということだったんでしょうか。 だからギリシャのユーロ離脱も、もしそんなことが起こったら何をどうしていいかわからないという事態になってしまってる。 ギリシャがユーロに残るにしろ、離脱するにしろ、ギリシャ市民が安心できるよう (それが一番国の安全に繋がるのに) みなが協力して、それこそ官僚が好きな言葉 “粛々と” ことを進めてあげればいいのに、“市場を安心させるために” トロイカのいうことを聞く政権を作らせることが第一の優先課題になってしまってる。 どちらに転んでも大もうけできるチャンスを市場のハゲタカたちは狙ってるのでしょうね。 ということで、Business InsiderのジャーナリストJoe Weisenthalさんのレポート続きです、というか、現地報告初日に戻ります。 タクシーでアテネのホテルに向かうなう。状況は暗い。 http://www.businessinsider.com/conversation-with-greek-cab-driver-2012-6 6月13日付け (ギリシャ・アテネ) ニューヨークの自宅を出てから20時間後、やっとアテネのホテルに着いた。ホテルは抗議行動の中心地、シンタグマ広場から2ブロック先だ。 町の様子をタクシーの運ちゃんに聞くというのは陳腐だが、あっちから選挙(次の日曜日)や経済やユーロ圏の将来について一生懸命話したがってるなら使わない手はないだろ? ドライブ自体は眺めもよくて快適だった。運ちゃんのジョージによると、一年か二年くらい前までは1時間くらいかかってた距離だけど、今では経済危機で交通量ががくんと減ったおかげで25分か30分くらいしかかからなかった。 ジョージも貧窮しているようだ。収入が75%減ってしまったおかげで40歳にして実家に戻って両親と同居、弟はこの一年失業してて子ども二人抱えて離婚。 これだけでも十分落ち込むが、彼の見方はさらに暗かった。 彼に言わせればアテネはいまや「ゴースト・シティ」。 「明るい顔してる人間なんか一人もいないさ・・笑ってんのはイカレちまった奴だけ」 「幸せな日々は終わりさ」彼の言い方は“永久に”という感じだった。 じゃあ、行き着く先は?彼の予想はどんどん真っ暗になっていく。 「もし、政治史で言われてることが真実なら・・俺たちの周囲で戦争が起こるだろうね」 彼は第一次大戦も第二次大戦も経済崩壊とドイツが絡んでいた、と説明した。 「これで三度目だ。」 断っておくが路上の人々の政治予想図を必ずしも信じ込んでるわけではない。一応、書いておくとほとんどの場所でのほとんどの人々は、自分たちに大戦争が迫ってるとは思っていなかった。 日曜の選挙では彼はSYRIZAに入れるという。SYRIZAが勝つだろうと。 ギリシャを今の状態に追い込んだ新民主主義党(右派)とPASOK(全ギリシャ社会主義運動)にははらわたが煮えくり返っている。前首相の話なったら「道でパンパドロゥに会ったらぶん殴ってやる」と言っていた。 写真は町に貼られた共産党のポスター、Business Insiderのサイトからお借りしました。 PR |
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