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金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを! 債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。

2017-10

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米国の反グローバリゼーション団体、「50 Years Enough!(50年でたくさんだ!)」のジュビリーサウスml投稿を翻訳・転送します。

ウォルフウィッツ(ご存じのように、元ブッシュ政権国防副長官、イラク戦争開始の立役者)が世界銀行総裁になるに際して、ガールフレンドが世銀職員だったため、どうしようかと世銀の倫理委員会に相談したところ、やめさせた方がいいと言われ、彼女のために米国国務省内に仕事を見つけてやった。彼女は世銀の仕事が続けたかったので、訴訟を起こすと言った。ウォルフウィッツは彼女を慰撫するために、世銀職員としての身分を続けさせ、ライス国務長官を越える高給を彼女に与えていた、という事実を3月にNGOが暴露した。

というのがことの次第でございます。

ウォルフウィッツ自身、就任以降、「腐敗撲滅」を掲げ、反汚職政策を十分に採っていないと判断した国に対してはバシバシ融資を打ち切ってきました。特に欧州の理事達は彼のやり方に反発し、彼のリーダーシップ自体を問題視していたところに、この件がリークされたという訳です。

米国、日本とカナダを除く世銀理事達から辞任を迫られ、一方、国際NGOも辞任キャンペーンを展開し、辞任が決定した訳ですが・・。

私の知る中で、NGOでただ一人、ウォルフウィッツ辞任反対の論陣を張ったのが、パトリシア・アダムス、カナダのProbe Internationalの代表でOdious Debt(汚い債務)の概念を現代によみがえらせた立役者です。

彼女が言うには

「欧州の世銀理事達がウォルフウィッツを嫌う理由は、

"米国の方針に合わない国への融資を打ち切っている"

"ガバナンスよりMDG(国連ミレニアムゴール)達成を基準に融資すべきだ(・・世銀が融資したから貧困がなくなるとも私には思えませんが・・)"

と彼らが考えているから、と言われるが、それは嘘だ。

本当の理由は自分たちの保身である。

民間資本が出回り、世銀はかつてほどの競争力はなく、手数料も赤が出るほどに引き下げなければならない状況である。それなのにウォルフウィッツはガバナンスやアカウンタビリティを厳しくチェックし始め、どんどん融資先をカットし始めた。貸し付ける国が減るということは、世銀自体の経営が縮小するということだ。それらの国はますます規制のない民間資本に流れていく。

3月12日、世銀の中国代表理事が同地域担当副総裁にメモを渡した。曰く「もしこのまま、世銀からの融資の使途チェックを続けるなら、世銀は二番目に大きな顧客を失うでしょう(つまり中国はもう金を借りない)。」

ウォルフウィッツの件が暴露されたのはこれから2週間後。

また、ウォルフウィッツの反汚職チェックは職員自身にも及び始めていた。

世銀職員の給与平均は公表されていないが、最高年17万5千ドル(約2000万円、免税、昇給率は年3%と思われる)と見られている。職員の方が理事達よりウォルフウィッツ追い落としの意思に関しては強固に一致していた。

これまで数多の汚職を隠蔽し見逃してきた世銀が、なぜ今更、ずっと前から分かっていた総裁の行為で騒ぎ立てないといけないのか」

ということです。

アダムスが言うみたいに

「理事の中で、米国、日本、カナダや、汚職を撲滅したいと願っているアフリカの一部の国々はウォルフウィッツ自身や彼の世界から汚職をなくそうという願いを支持し、守ろうとするだろう(辞任が確定する前の文章だったので)」

「腐敗をなくすために、彼をやめさせてはならない」

というほど、米国や日本やウォルフウィッツ自身がご立派なものとは思えないし、彼の「反汚職の為の融資打ち切り」がどれほど適切なものだったのかも分からないのですが、どっちにしろ民主的に選ばれてなった人ではないのだから、やめてもらっていいと私は思います。

今度は一国一票の投票で総裁を決めて、ついでに職員や理事もこれまでの記録を全部公開して、汚職が見つかった人は給料返済の上、やめてもらったらいいんじゃないでしょうか。

大倉純子



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【世銀ウォッチの活動家にとって、ウォルフウィッツ退陣は大した成果でもない---彼がいてもいなくても、世銀はどうせ腐敗している、と彼らは言う】



昨日のポール・ウォルフウィッツの世銀総裁引退のニュースに対する、ワシントンDCを拠点に活動する「Mobilization for Global Justice(地球規模の正義のための大衆動員)」と「Friends of the Congo(コンゴの友)」メンバーの反応は冷淡なものだった。ウォルフウィッツが彼のパートナー、シャハ・リサのためにとった昇進措置に対する世銀パネルの弾劾レポート(14日・月曜日発表)には、世銀内部の透明性と正当性に関するより大きな問題が表れている、と活動家たちは主張した。

「世銀自身の監査や記録を見ても、彼らは驚くほど腐敗を助長し、そそのかしてきたことがわかる。問題は個人的なものではなく、構造的かつ制度的なものだ」とFriends of the Congo代表理事のモーリス・カーネイは言う。「過去何十年にも渡り、世銀は病的盗癖政権だったコンゴの前独裁者、モブツ・セセ・セコに何十億ドルも貸し付けた。彼はその金を着服し、西の銀行にため込み、個人用ジェット機やヨーロッパの豪華な別荘を買いまくった。一方、コンゴ自体は悲惨な貧困に落ち込んでいった。今日、貧しいコンゴ人は自分たちになんの利益ももたらさなかった100億ドルの「汚い(odious)」債務のくびきに苦しんでいる。」

最近の世銀自身の監査では、現在のコンゴ政権が、内戦後の復興援助金の何億ドルかを本来の目的以外のことに流用していることが明らかになった。

「世銀やIMFは民主主義と透明性について説教する一方で、自分たち自身が秘密主義と説明責任欠如の文化を助長している」とthe Mobilization for Global Justice(地球規模の正義のための大衆動員)のバサヴ・センは言う。「世銀は"世界の銀行"を標榜するが、実際はほんの一握りの国が裏で糸を引いている」。世銀の会合は、借り手国政府との交渉も含めすべて閉じた扉の向こうで行われる。メディアや一般市民は排除され、投票結果は交渉されない。」

「最低限、世銀とIMFが自分たち自身の広汎な腐敗の慣行に取り組まない限り、ウォルフウィッツが引退しても、それは大した意味はない。」the Mobilization for Global Justiceのメンバー、ルス・カステルブランコは語った。

「世銀は、北の事業者の金の卵を産む鶏の役をしてはならないし、IMFは米国の政治支配の道具の役を果たすのをやめるべきだ。」

The Mobilization for Global Justiceとその仲間の組織は、10月19−21日にワシントンDCで開かれる秋季総会期間中、世銀とIMFの構造的汚職を批判する街頭行動を呼びかけている。
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