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金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを! 債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。

2024-04

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グローバル・ヴォイスという、世界中のブロガーをつないで、「今」を伝えるサイトが、
占拠運動の新方針「債務との戦い」を特集していましたので、
ハロウィーンということもあり(←関係ないけど)
訳してみました。

しかし、債務帳消し、支払い拒否、債務監査といった言葉
(←反グローバリゼーションの運動の中でも
債務問題は決してメジャーではなかった)が、
昔からの債務キャンペーナー以外の
ところで普通に出てくるようになったんですねえ。
感無量。

元のサイトは
http://globalvoicesonline.org/2012/10/27/occupy-movement-rallies-for-debt-strike-worldwide/

フランス語、英語、ギリシャ語で紹介されています。

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占拠運動、世界中で「債務ストライキ」を繰り広げる

Stanislas Jourdan(原文フランス語、英語訳文投稿10月27日)
(この記事はグローバル・ヴォイスの特別ジャンル#Occupy Worldwideの一部です)
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以前、このブログでも「気候債務」の概念について紹介しました。

『ブランドなんか、いらない――搾取で巨大化する大企業の非情』のナオミ・クラインさんが、Rolling Stoneオンラインに、気候債務に関する論考を書いていたので、訳してみました。

クラインさんは、コペンハーゲンでの気候サミットと並行して開催される「クリマフォーラム09」の中で開かれる、ジュビリーサウス他のNGO合同主催による「気候債務に関するフォーラム」にも参加するそうです。

Climate Rageって、多分、「猛威を振るう気候」と「気候変動により引き起こされる激憤」の両方の意味を表してるんじゃないかと思います。

あと、多分英語のClaimate Changeのチェンジとレイジと、語呂合わせかも・・とかも思ったので、タイトルはそのままにしました。

原文
Rolling Stone

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追加です。

クラインさんはデモクラシー・ナウ!でも気候債務の話をしています。

Naomi Klein on Climate Debt: Why Rich Countries Should Pay Reparations To Poor Countries For The Climate Crisis.

ただ、どちらでもクラインさんが米国の温暖化対策に熱弁をふるう議員として
名前を挙げているジョン・ケリー上院議員は、
温暖化対策として原発産業により多くの補助金を出す法案を提出しています。

Truthout

Nuclear Power Daily

この辺、ご存知の上なのか・・・・
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12月のコペンハーゲンでの国連気候変動枠組条約(COP15)会議に関する記事が連日紙面をにぎあわせていますね。
日本の鳩山首相は「1990年比で2020年までに25%削減」を発表しましたが、これは途上国から高く評価されているようです。

しかし、全般的には自らの排出量削減へのコミットメントや途上国が排出量削減・気候変動への適応に必要とする資金の“支援”に関して、先進国の後ろ向きの姿勢が目立ちます。

10月28日には国連気候変動枠組み条約のデブア事務局長が、京都議定書に続く温室効果ガス排出削減の新たな議定書をコペンハーゲンで採択することは「物理的に不可能」で、法的拘束力のない政治合意になるだろうと、発言しています。

その際にもカギになるのは「先進国から発展途上国への資金援助と技術供与」だそうです。

EUは10月末のEUサミットで「発展途上国は気候変動問題への取り組みとして2020年まで年間1000億ユーロ(1480億ドル)必要、うち220―500億ユーロを先進国政府が拠出すべき」という結論を出しています。

しかし、これは9月の段階ですでに欧州委員会がまとめている結論と同じで、そのレポートでは、「年間約220億から500億ユーロ相当の国際的な公的資金注入」のうち、EU負担はわずか「年間20億から150億ユーロ」としています。

このような先進国の態度に対して、「気候変動の資金を先進国が出すのは“援助”としてではなく“義務”だ!」という主張が強まっています。その際に主張されているのが“気候債務”という概念で、これはジュビリーサウスなど途上国の債務帳消し運動が10年近く主張しているエコロジカル・デット(生態系上の債務:先進国は歴史的に途上国の資源を不当に奪い、かつ現在も利用していることから、これを先進国が途上国に負う“債務”と考える)の一部をなすものです。

マレーシアに本部を置く第三世界ネットワークが、この概念を基にした主張のレターへの賛同を求めています。

個人賛同もできます。団体賛同はたくさん集まっているみたいですが、個人賛同はごくわずかなので、途上国の声を届けたい!と思う方、ぜひお願いします。

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「気候債務」返済を求めるレターへの賛同署名
http://campaigns.item.org.uy/?q=en/node/254

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世界の市民社会組織・社会運動のみなさん

第三世界ネットワークは“「先進国による気候債務の返済」を求める”イニシアティブを開始しました。この呼びかけを支持し、この賛同レターに署名してください。署名されたレターは気候変動交渉の場に提出します。

世の中には悪い奴がいるもので、貧しい国々が何十年もの努力の末に得たものまで法の間隙を縫って奪い取ろうとする。

こいつらは「ハゲタカ」と呼ばれているけど、私は本物のハゲタカに申し訳ないと思う。

人間の欲の深さや愚かさをよく動物になぞらえるけど、動物は必要以上に殺してため込んだり、無駄な装飾品やぜいたく品のために他の動物を搾取したりしない。

ハゲタカは屍肉を漁るからネガティブなイメージがあるけど、人間だって動物の死体を食べてるんだし、ここに出てくる奴等は人の生き血の上に利益をむさぼっている。

2007年に「バルチャー(ハゲタカ)ファンド」のひとつ、ドニゴール・インターナショナルが、330万ドルの安値で買い叩いた債権を元に、元金全額と利子と手数料、なんと総額5500万ドルを求めてザンビア政府を訴えた件が話題になったが、このような事態再発を防ぐための金融規制はまったく行われない。

成果を台無しにされているはずのIMF/世界銀行自身が「私たちは中立な機関だから民間投資家を規制できない、協力を呼びかけることしかできない」なんて言ってる。

貧しい債務国をついばむ「ハゲタカファンド」
09年8月20日Eli Clifton記者

ワシントン(IPS)-重債務国の債務を買い取ることで30カ国以上の二国間・多国間債務帳消しの成果を台無しにしようとしている投資ファンドに歯止めをかけるよう、50に上る米国の市民社会組織が下院に呼びかけた。

第三世界債務廃絶委員会(CADTM)のエリック・トゥーサン氏とダミアン・ミレー氏が、債務・貧困・格差に関する数値データをまとめてくれたので、翻訳しました。

12ページにわたるデータの中を見ると、世界の人口のわずか16%しか占めていない先進国が富の76%を所有していること、格差は広がっていっていること、南の富が北の国々を養うために使われてきたこと、貧困廃絶といいながら豊かな国がそのための資金は出し惜しみする一方で、今回の金融危機で北の銀行を救済するためにその何倍もの額を即座に投じたことなどがよくわかります。

表の形を残すために、PDFファイルで表示するようにしています。
ファイル容量の制限から、二つにわけました。

ファイル1
ファイル2

原文はCADTM:The Debt in Figures
をご覧ください。
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