金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを!
債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。
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先ごろ日本を訪問したコレア大統領の国、エクアドルで、9月30日警官隊のデモに端を発する暴動で、一時は大統領が病院に軟禁される事態に至りました。
警官隊は空港や議会を占拠しました。 キトやグアヤキルでは略奪も伝えられています。 事態を伝えるNHKニュース http://bit.ly/cJRx0d 南米ではいま、米国の覇権に異を唱える左翼政権が台頭してきていますが、それにより特権を奪われる富裕層・エリート層の反発も強く(CIA の関与も疑われる)クーデターやクーデター未遂騒ぎも多く起きています。 今回のエクアドルの事態も、コレア大統領自身、あるいはエクアドルの社会運動グループは「クーデター未遂」と捉えています。 エクアドルのメインのメディアは「クーデターではなくただの警官の暴走」と伝えていますが、それに関しては エクアドル「クーデター未遂」の裏 http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-527.html などの見方もあります。 エクアドルは、国立公園内の石油開発による利益を放棄する代わりに、それによる地球温暖化防止と環境保護の代価を国際社会に求めるヤスニITTプロジェクトで世界の注目を集めています。 今回の事態に際して、多くのエクアドルの市民社会運動、国際的な反グローバリゼーショングループがクーデター未遂を非難し、民主主義を擁護する声明を発表しています。 たとえばコレア政権の方針と先住民グループとの意見の食い違いなどが報道されることがありますが、だからといって武力によってそれを覆すあり方は断固として認めることはできません。 日本の市民運動グループもこれまで、重債務にあえぐエクアドルが、その債務の元になった契約を徹底監査し、不正が発見された債務返済を拒否することで債務負担を減らし、国への融資のあり方の透明化を進めようとしていることや、 上に書いたヤスニITTなどについて学んできましたし、それを通してエクアドルの市民運動とも連絡を取り合ってきました。 そのようなグループで、コレア政権に政策提言しながら民主的変革を進めているエクアドルの市民社会への連帯と、日本社会がコレア政権による進歩的諸政策を支持しすることをよびかけるメッセージを作成しました。 前説が長くなって申し訳ありませんでしたが、下の申し入れ文をお読みの上、賛同いただける個人(氏名公表の可否・できれば括弧で肩書き)、団体の方は jubilee.ecuador.tokyo@gmail.com までメールしてください。 締め切りは明記してありませんが、数日後にはエクアドル政府などに送ると思いますので早めにお願いします。 以下転送歓迎 ---------- 転送メッセージ ---------- 日付: 2010年10月2日6:52 【賛同募集】民主主義的変革にむけたエクアドルの人々とともに
エクアドルでのクーデター未遂について、
・ NPO法人エクアドルの子どものための友人の会(SANE) ・ 開発と権利のための行動センター ・ ジュビリー関西ネットワーク ・ ニュー・インターナショナリスト・ジャパン ・ ATTAC Japan(首都圏) の連名で、声明をつくりました。 近々、エクアドル大使館や日本政府に送ろうかと思いますので、賛同いただける団体・個人の方は下記までご連絡ください。 個人の方は、肩書きとかもあれば分かりやすいです。それと公表の可否も。 宛先 jubilee.ecuador.tokyo@gmail.com ==(以下、声明よびかけ)== 民主主義的変革にむけたエクアドルの人々とともに ~ 9・30キト事件を憂慮する ~ 9月30日、エクアドルの首都キトで、政府の給与改革案に反対する警察官らのデモによって、高速道路や国際空港が閉鎖され、キト市内の商店や学校が閉鎖を余儀なくされました。 デモ隊の一部が警察本部ビルに立てこもり、説得に訪れたコレア大統領に向けて催涙ガス弾を撃ち込みました。 コレア大統領は、催涙ガスを吸うなどして警察病院で治療を受けていましたが、デモ隊が病院を包囲し、一時軟禁状態に陥りました。 大統領は現在は大統領府に復帰して対応に当たっていますが緊張は続いています。政府は非常事態を宣言し、軍に対して治安維持出動を命令しました。 閣僚および国会議長、軍部などもコレア大統領支持を打ち出しています。 各国政府も今回の事態に対して事件を引き起こした側を非難する声明を出し、南米12カ国で構成される南米諸国連合(UNASUR)や南北アメリカおよびカリブ海35カ国で構成される米州機構(OAS)も緊急会合を開いて対応を協議しています。 先月、日本を公式訪問したばかりのコレア大統領は、来日の際に石油開発を中止しアマゾンの生物多様性を保全するヤスニITTイニチアチブへの参加を政府関係者およびNGO関係者に呼びかけました。 また鉱山開発に揺れるインタグ・フニン鉱山の開発の中止を訴える NGOに対して「心配ない。私はインタグへの鉱山開発を許可しない。」と明言しました。 東京の国連大学で講演した際には、「ネオリベラルの『ワシントン合意』に合意した覚えはない」と明言し、エクアドルおよび南米各地で進む変革の先頭に立つ姿勢を示しました。 今回の事件で負傷したという報道のあったリカルド・パティーニョ外務大臣は、来日時に日本の平和NGOとの会合に出席し、両国間のNGOレベルでの交流に賛意を示しました。 訪日の最終日に広島を訪れたコレア大統領は、国家元首としてはじめて国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を訪れ、被爆被害者の証言に耳を傾け「核兵器廃絶に向け私たちは行動を起こしている。過去から学ぶことができ、広島、長崎の悲劇を二度と経験しないよう努力する」ことを約束しました。 エクアドルの人々は、これまで新自由主義、「ワシントン合意」に従ってきた政権により、石油依存社会のなかで貧困と債務に苦しめられてきました。 2007年、エクアドルの人々の変革への熱意はコレア大統領を押し上げましたが、これまで不安定な情勢を余儀なくされてきたエクアドルにおいて変革を進めるには、民主的議論や社会的対立は避けられません。 先住民族や地域社会の頭ごしに政策を進めようとするリーダーシップに対しては、憲法や民主的議論というブレーキも必要でしょう。 しかし、今回のような事態によってエクアドル民衆の挑戦が挫折させられてはなりません。 今回の事件の背景には、それまで依存してきた石油収入の減少に伴う財政逼迫があるとも伝えられています。 ヤスニITTをはじめとするエクアドルの挑戦に、各国政府・NGOが答える必要性をあためて明らかにしました。 コレア大統領による不当な債務の帳消しの実施を民間レベルでサポートし、おおさか社会フォーラムに参加するために今年3月に来日した現地NGO「Jubileo 2000Red Guayaquil」のエグゼクティブコーディネーターのデルファ・マンティージャさんは、今回の事態を次のように語っています。 「人々が望む変革の動きを進めようとしていた国家の栄誉を汚すために、警察を利用しようとする政治的なクーデター勢力の歩みを止めるよう呼びかけます。 変革は平和になされなければなりません。 それが私たちが引き継いできたものなのです。 かつての闘士であるエロイ・アルファーロが生まれたモンテクリスティではじまった変革のプロセスを止めることはできません。 人々に、若者たちに、女性に、農民に、そして同胞の国々に、この変革のプロセスを妨げることしか考えていない動きを注視していくことを求めます。 民主主義を連帯と勇気で織り上げていきましょう。私たちの願う民主主義のために歩みを続けましょう。」 わたしたちは、エクアドル民衆の民主主義にむけた変革のプロセスをサポートするという立場から、今回の衝突を憂慮するとともに、日本社会がコレア政権による進歩的諸政策を支持しすることを訴えます。 訪日したコレア大統領と会談した菅首相は、安定的な投資環境の整備を要請するとともに、「10月に名古屋市で開催されるCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)に向けてエクアドルと緊密に協力していきたい」と述べ、コレア大統領も「COP10の成功のために協力していきたい」と返答しています。 日本政府は一刻も早く今回の事件への関心を示し、コレア政権ならびに進歩的諸政策への支持を明らかにする必要があると考えます。 2010年10月1日 賛同団体:10月1日現在 ・ NPO法人エクアドルの子どものための友人の会(SANE) ・ 開発と権利のための行動センター ・ ジュビリー関西ネットワーク ・ ニュー・インターナショナリスト・ジャパン ・ ATTAC Japan(首都圏) 賛同受け付けています jubilee.ecuador.tokyo(a)gmail.com ※(a)を@に変換してください PR |
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