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金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを! 債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。

2024-05

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最終日のCADTMの会議と、ちょっとした後日談・・・。

最後の日は11,11,11(イレブン、イレブン、イレブン)事務所でCADTMの会議。

11,11,11は、一言でいうと、グローバリゼーションに取り組む市民運動団体(となるのかな?)です。

立派なミーティングルームのある事務所があり、また、様々なカルチュラルイベントを企画して、結構大きな「市民の意識覚醒ウィーク」などの催しをしているようです。様々なイベントのパンフレットや事務所に貼ってある写真も、とってもセンスがあってインパクトがあります。

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セミナーの感想、そして再び、ブリュッセルの夜はふけて・・で〜す


2日通したセミナーの参加者は150名ほどで、CADTMが招聘したアフリカからのゲスト以外に、コンゴやマリ出身でベルギーで働いている人や南米出身でベルギーで働いている人が多かったです。

さすが上院。プレゼンの設備はばっちり、かつ、両日合わせて、5,6人のベルギーの議員やEU議員の参加があったそうなんですが、でもその一方で平日の昼間にクローズドな場所での開催って、一般市民の参加を考えた場合どうなんだろう、と最初は思っていました。

今回はちょっと真面目(多分・・)です。


19、20日はメインイベント「債務に関する国際セミナー」でした。
会場はなんと上院コングレスルーム

セミナーのテーマは「債務の監査」

つまり、第三世界の貧困問題解決のために債務の帳消しを求める際にも、

・「かわいそうだから、払えない部分を帳消しに」という慈善的立場から、かつ、曖昧な基準で求めるのではなく、

・債務がここまで巨額なものにたまってしまった経緯をできるだけ明確に調べ上げ、債務の契約や借りた資金の使い道に不正が発見された場合は、債務の返済を拒否しようというものです。
去る10月18−21日、ベルギーを本部とするCADTM(第三世界債務廃絶委員会)が主催する、債務に関する国際セミナーならびにその前後の会議に参加してきました
(その代表のエリック・トゥーサン氏を12月日本に招待します)

もちろん、会議の内容の報告をすべきなのですが、せっかくだからオモシロ裏話?も交えてご報告!
セミナーの深い内容を期待しているマジメな面々はしばしお待ちを・・

初めてのブリュッセル。しかも、フランス語などボンジュール、ジュテーム、フマンタレブーしかわからないこの私。さて、どうなることやら?!



債務に対する闘い

今とは違った世界を見据えながら


「最も緊急に必要とされる作業は、世銀やIMFのように、貧窮する人々を金持ち達の手のなすがままにさせることではない。ほんの一握りの者達が、しばしば恐ろしい犠牲を引き起こしながら長年所有してきた社会や生態系を取り戻し、それらをずっと守っていくことだ。」

Albert Jacquard, J'accuse l'economie triomphante, 1995.


【CADTMとは?】

第三世界債務廃絶委員会(CADTM)は、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、アジアに広がる、個人ならびに様々なローカルグループの国際的なネットワークである。1990年3月15日、ベルギーで発足した。


CADTMは、同じ理想を持って闘う他の運動や組織と緊密に連携して行動する。その主な関心は、債務問題に加えて、人々の根元的な権利、必要、自由が尊重される世界の創造のために、行動計画を立て、思い切った代替的手段を考えていくことにある。

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