忍者ブログ
金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを! 債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。

2017-06

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

フィリピン国会の下院は、11月12日、疑わしい債務の利子返済を拒否する次年度予算案を可決しました。

その「疑わしい債務」には、日本のODAとして供与された5件の円借款も含まれています。また、2件は世界銀行、1件はマルコス時代の債務なので、当然日本も関係します。

予算案はこのあと、上院の決議待ちなので実際に施行されるかわかりません(そして上院は大体、体制・資本家よりらしい)が、ともかくも一つの国の国会が、12件の債務を「不当だ」と公式に断定したのはすごいことだと思います。

本当は現在のフィリピンの債務状況を解説する文章を付けてから載せたかったんですが、そうするといつまでも載せられないようなので、先にフィリピンの債務キャンペーンのプレスリリースを載せます。

FDCは来年で創立20年を迎える(つまり、20年間債務と闘い続けている)フィリピンの運動体です。

原文
FDC・ホームページ

【FDC(債務からの自由連合)は、不当な債務と対決する特別条項つき2008年予算案の下院通過を称賛する】

2007年11月12日: Freedom from Debt Coalition (債務からの自由連合)

下院議会が月曜日、一般予算(HB2454)第三次(そして最終の)検討案を承認した瞬間、FDCは「疑わしい融資への2008年度国家一般予算からの利子返済が留保される特別条項」が含まれたことに歓声をあげた。

「これはフィリピンの債務帳消しキャンペーンにとって画期的な出来事だ。我々はエドセル・ラグマン議員が議長を務める下院が、我々の勧告を受け止め、国庫から絶えることなく資金を奪い取る不当な債務返済にストップをかけたことを称賛する」とFDC代表、アナ・マリア・ネメンゾは語った。

下院は来年の利子返済に2779億5千万ペソ(11月13日付けレートで64億8355万ドル、7155億2512万円:訳注)を当てることにしている。これはマラカニアン(大統領府)が提案した2957億5千万ペソより178億ペソ(4億1500万ドル、458.6億円:訳注)少ない。

178億ペソの削減額中、約60億ペソは対ドルレート上昇から、約110億ドルが疑わしい融資への利子返済保留から生じるものである。

下院で承認された予算案に明記された特別条項には以下の点が強調されている。
「不正の疑いがあり、あるいは無駄に費消され、役に立たなかったとされる債務の利子返済のために1ペソたりとも使われてはならない。(以下の融資が)例として上げられるが、これに限る訳ではない。」

a-オーストリア医療廃棄物処理プロジェクト ー オーストリア銀行

b-小規模ココナツ農園開発プロジェクト(SCFDP) ー 国際復興開発銀行(IBRD:世界銀行)

c-第二次社会支出管理プログラム(SEMP2) ー IBRD

d-中等教育開発向上プロジェクト(SEDIP) ー 日本国際協力銀行(JBIC)ならびにアジア開発銀行(ADB)

e-フィリピン商船アカデミー(PMMA)現代化プロジェクト ー Kreditanstalt fur Wiederaufbau (KfW:ドイツ開発銀行)

f-バランガイ電話プロジェクト ー 輸出開発公社(EDC:カナダ)、Credit Comm’l de France(フランス)

g-電力セクター再構築プラグラム ー ADB、JBIC

h-電力セクター開発プログラム ー ADB、JBIC

i-Angat水供給最適化プログラム ー JBIC

j- Tenix Defense Pty Ltdからの探査救助船調達 ー 輸出金融保険公社(EFIC:オーストラリア)

k-パマンガ・デルタ開発プロジェクト ー JBIC

l-フェルデナンド・マルコス元大統領の任期中に蓄積した債務で、有価証券化されずに残っている債務

債務キャンペーンは、下院予算委員会が伝統を打ち破り、名目だけではない真の民衆組織(PO)、非政府組織(NGO)メンバーを一般予算に関する公聴会に参加させたことも高く評価した。

ソーシャル・ウォッチ・フィリピンとFDCを中心とする、「代替的予算のための市民社会組織連合」は、一連の意見聴取で代替的な予算案と資金調達案を提示した。

ラグマン議員は以前より「予算案の説明と意見聴取が政府省庁や各機関のトップや代表に対してだけで行われる伝統的慣行は、手続きとしては不完全である」と述べていた。

「国民は十分な予算配分の最終的な受益者にもなりうるし、わずかな分け前しか、あるいはそれさえも全然もらえない犠牲者にもなりうる。彼等こそ、民衆組織やNGO界の選挙によらない方法で選ばれた代表を通して、その声を反映させる機会を与えられるべきだ」。ラグマンは下院のホームページに掲載されたプレスリリースでそう述べている。

FDCは、不当な債務との闘いは長い道のりであることを知っている。そして我々は下院でのその最初の闘いに勝利したのだ。

「我々は上院が下院と同じ決定を下してくれることを心から願っている。彼等が私達の声に耳を傾け、私達の提案を理解してくるよう望む。そしてより重要なこととして、私達は不当な債務の利子支払いへの予算の自動的割り当てを廃止され、その資金が、基本的社会サービスへと再配分されるよう要望する。」とネメンゾと力強く語った。
PR
この記事にコメントする
お名前:
タイトル:
文字色:
メールアドレス:
URL:
コメント:
パスワード:   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]
by 桜花素材サイト様. . . .