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金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを! 債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。

2017-11

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インドネシアNGOがドイツ政府に不当な債務帳消しを要求 債務問題では日本と最も関係の深い国のひとつ、インドネシアのはなしです。 

1994年から2001年にかけて、ドイツはインドネシアに旧東ドイツの戦艦を売りつけました。あまりにボロボロになっていたので、その補修費も加えてツケにして。 ECA(国の輸出信用機関)を通して武器を売るということで、ドイツ国内でも事前に議論になり、ドイツとインドネシアでこの戦艦はもっぱら警備の為にしか使わないという覚え書きまで交わしました(日本のODAによる巡視船供与を思い出させますね)。 ところがこの戦艦は東チモール、マルク、アチェで住民を弾圧するのに使われてしまいました。 

ドイツでのサミットを機に、インドネシアの開発を考える国際NGOネットワーク/INFIDが、ドイツ政府に上記の戦艦売却に基づく債務の帳消しを求める手紙をドイツ政府に送りました。

事前に賛同署名を求めるレターがジュビリーサウスmlに載りました。この手紙はもう送られてしまったと思いますが、今後、INFIDがこの債務に関して文書を発表するなら自分たちの名前を使っていいという連絡をしてあげてもいいし、サミット後でも、他の色々な団体が五月雨式にドイツ政府にレターを送るのがいいかもしれません。

これは世界的な「不当な債務帳消しキャンペーン」の流れの一つでもあるので、国際連帯であちこちから声をあげていくのが重要だと思います。 なお、このドイツの戦艦売却のケースは、G7諸国の債務帳消しキャンペーンがまとめた"Skeletons in the Cupboard(G7諸国の不当な債務請求事例)"パンフレットに掲載されています。

 一応、このパンフは私が下訳をして、いま、校正をお願いしているので、校正ができ次第、何らかの形で発行される・・・はず。 

大倉純子 

(以下、INFIDからの協力要請レター) 



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友人の皆さん 以下の呼びかけへの賛同をお願いします。単にINFIDにあなたの氏名(組織名、国名)を書いて送って下さってもいいし、別に自分たち自身でドイツ連邦政府(InternetPost@bundesregierung.de)に手紙を送ってくれても助かります(私達にもCCください)。この呼びかけをご自分のHPに掲載などして、どうぞ広く知らせて下さい。よろしくお願いします。

 , Frans Panggih Purwoko 



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 ドイツ政府への債務帳消し要請への支援をお願いします。 親愛なる友人の皆さん 来るドイツ・ハイリゲンダムのG8会合に向けて、私達INFID(インドネシアの開発を考える国際NGOネットワーク)はドイツ戦艦購入に基づく債務の帳消しをドイツ政府に要請する手紙を書いています。この取り組みはINFIDの不当な債務キャンペーンの一環として行うものです。私達はG8の他の国にも、ドイツ戦艦債務の帳消しを支持するよう要求する手紙を送ります。 

ご存じの通り、インドネシアは南の中でも最も重い債務負担に苦しんでいる国の一つです。公的債務はいまや1、314兆ルピー(1430億ドル)に上っています。インドネシア政府は政府予算のかなりの部分を債務返済に費やしてきました(毎年約70兆ルピー)。これは保健医療、教育、住居、公共の安全や環境といった社会サービス予算以上の額です。債務返済は政府がインドネシア国内の貧困を削減するのを阻んでいます。 

INFIDは、インドネシアが抱える債務のほとんど、特にスハルト体制下で蓄積した債務のほとんどが不当なものであると確信しています。これらの債務は国民の了承なく契約され、またなんら国民に利益をもたらしませんでした。それ故、インドネシア国民はこの債務返済の犠牲にされてはならないのです。

インドネシアの不当な債務の最も顕著な例のひとつが、旧東ドイツの戦艦39隻の購入のためにドイツ政府に対して背負わされた債務です。 この件で、みなさんのご協力をお願いします。単にお名前、団体、国名をかいてinfid@infid.orgに送って下さってもいいし、http://infidblog.blogspot.comにアクセスして、名前、団体、国名、もしあればコメントを書いて下さってもいいです(訳注:ブログはインドネシア語でよくわからず。でも、もう署名欄は閉じているみたい)。 

以下が、INFIDがドイツ連邦共和国首相、アンジェラ・メルケル氏に書いた手紙です。 あなたの支援はINFIDとインドネシア国民にとって大きな力です。

より詳しい情報や協力はNadia Hadad (nadia@infid.org) , Wahyu Susilo (wahyu@infid.org)あるいはINFIDヨーロッパ・リエゾンオフィスFrans Panggih Purwoko( F.Purwoko@infid.be)にお願いします。 

INFID事務局 

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No: 045 / INFID-ED/V/2007 Her Excellency Dr. Angela Merkel Chancellor for the Federal Republic of Germany Bundeskanzleramt Willy Brandt Strasse 1 10557 Berlin Federal Republic of Germany 

2007年5月28日/ジャカルタ

インドネシア政府に売却された39隻の旧NVA中古戦艦債務の帳消しに関して 首相閣下 INFIDは2007年6月6日から8日にかけてハイリゲンダムで開催されるG8サミットのご成功をお祈り申し上げます


INFIDは来るサミットで、世界の発展と貧困根絶のための力強い公約と決議が発表されるであろうと確信しております。 国際社会は現在、G8がグレンイーグルスで交わした約束、即ちアフリカを始めとする南の諸国の貧困根絶に力を尽くすという約束を果たし、債務の全面的かつ無条件な帳消しのためのメカニズム構築を最優先課題として行うよう求めています。 

インドネシアに本拠を有し、かつ国連・経済社会委員会(ECOSOC)公認NGOの資格を持ち、インドネシア国内外の100余りのNGOを網羅する国際ネットワーク組織として、INFIDは、1994年8月7日、1996年12月10日、2000年10月17日、2001年1月18日付けで、インドネシア・ドイツ両政府間で交わされた、旧東ドイツ海軍の中古戦艦39隻の売却・補修・移送契約を、両政府に思い出して頂きたいと思います。 

コルベット艦ならびにフロッシュ掃海艇に分類される上記39隻の戦艦は残念ながらひどい状態でした。より有り体にいえば、その多くは全く使い物になりませんでした。 これらの戦艦の補修のために、インドネシア・ドイツ両政府は、2000年10月17日、2814万2222ユーロの追加契約にサインしました。さらに2001年1月8日、両政府は1231万9712ユーロと98万414.43ユーロの契約を交わしました。 これらすべての補修作業にもかかわらず、今日、防衛省の装備リストに残っているのはわずか14隻、それもいまや使用不可能な状態です。 

1994年8月7日、1996年12月10日、2000年10月17日、2001年1月18日に交わされた、旧東ドイツ海軍の中古戦艦39隻の売却・補修・移送の各契約に基づく債務(元本並びに利子)は、インドネシアにとって非常な重荷となっております。 これだけの額の資金があれば、インドネシア国民は貧困と闘い、あるいはミレニアム開発目標を達成することができます。すなわち、広く蔓延する児童・成人の栄養不良の克服、妊産婦死亡率の削減、学校の補修、HIV/AIDS、マラリア、結核のような感染症撲滅、貧しい人々のきれいな飲み水へのアクセスを可能にできるのです。

現在インドネシアは、アジア太平洋地域で最大の債務負担を抱える国です。持続的な貧困削減、あるいはミレニアム開発目標達成が大いに危ぶまれています。社会福祉のために利用できる年間予算はごくわずかです。 INFIDは、この旧東ドイツ海軍の39隻の老朽戦艦の売却は、ドイツに多大な利益をもたらしたであろうと推察しております。多額のスクラップ処理費用をかける代わりに、利潤付きで売却できたのですから。 それ故にINFIDは、ドイツ連邦共和国政府に、旧東ドイツ海軍の中古戦艦39隻の売却・補修・移送契約に基づく債務(元本並びに利子)の帳消しを強く要求します。

この債務がインドネシア市民の発展にも福祉にも全く貢献していないことは明らかです。それどころか、この債務はインドネシアに二重の重荷を課してきました。この中古戦艦は内戦期間中や、アチェなどいくつかの地域紛争で、市民を殺傷するために使われたのです。 INFIDはインドネシア共和国とドイツ連邦共和国間の前向きな協力関係を高く評価しています。

しかし、39隻の戦艦の購入・補修・移送の債務に関しては、以下の点に特に留意して頂きたいと思います;

 この戦艦はかつてアチェの紛争地域で利用され、アチェの無辜の市民の生命を脅かした;

 戦艦の多くはインドネシア到着以降、一度も使われていない; 

インドネシアの多くの国民がいまだ貧困状況にあり、清潔な飲み水、基本的かつ適切な教育、医療サービスへのアクセスを阻まれている。特に多くの女性が教育や基本的リプロダクティブ・ヘルスサービスなどを受けられずにいる。この役立たずの戦艦の債務返済資金を、より国民の役に立つ方向で使うことができるはずである; 

国内外のメディアは、この39隻の戦艦の融資契約で汚職があったことを繰り返し明らかにしてきた。この件は、1969年の条約法に関するウィーン条約に抵触する可能性がある。; 

この融資契約は1945年インドネシア憲法、特に11条の侵害にあたる可能性がある。この契約はインドネシア議会の承認を得ていないからである; 

以上の中古戦艦の件を別にすれば、INFIDはドイツの債務スワップへの取り組みを高く評価し歓迎しております。しかし同時に私達は、現在の巨額の債務負担を考えると、債務スワップだけではインドネシアの債務問題は到底解決できないことに注意を向けて頂きたいと思います。

もし、ドイツが本当にインドネシアの人々を助けたいならば、ドイツ政府は率先して問題のある債務の帳消しへのイニシアティブを取るべきであると、INFIDは提言いたします。付け加えて、ドイツ政府は、開発のためにインドネシア政府を通してだけではなく、国際並びにインドネシア国内のNGOを通しての直接の資金協力関係の構築にも目を向けて頂けたらと思います。

 INFIDは貧困根絶、ならびにミレニアム開発目標達成に向けた国際連帯の一環として、ドイツ連邦共和国政府が、率先してその役割を果たして頂けるものと期待しております。 重ねてG8サミットのご成功をお祈りすると共に、お返事をお待ちしております。

 敬具

 Donatus Klaudius Marut 

ドナトゥス・クラウディアス・マルット代表理事 

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