金持ち大国や多国籍企業の都合で貸し付けられた途上国債務の帳消しを!
債務、世銀・IMF、ODA、南北問題など、翻訳モノを中心にテキトーにupします。
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同じ経済危機のアイルランドに住む私にとって、このギリシャからの報告には多々思うことあります。
アイルランドは小国でEUのリーダーたちにとっては握りつぶしても構わないほどの存在。 アイルランドの今の政治家は、EUのリーダー相手に自分たちの主張をぶつけるしたたかさもなく、ただただイエス・マン、いい子を通せばそのうちご褒美がもらえるだろうという態度です。 ギリシャの人々の苦しみを思います。その一方で、変革を主張するSYRIZAにかける勇気を尊敬します。 どうか外国の謀略による軍事クーデターや人の命が失われることだけは起こりませんように! 危機にあるギリシャを端的に表す二つの言葉 http://www.businessinsider.com/rusfeti-and-haratsi-2012-6 6月15日
(ギリシャ、アテネ)- アテネ滞在最初の24時間で、僕は人々の激しい怒りが国内の汚職に向かう一方で、ユーロ圏の構造やドイツに向かっていないことに驚いた。
もう一日過ぎたが、この感想は変わっていない。 今日の午前中はジョンという31歳のコンピュータ技師と一緒に過ごした。彼はここから2時間のところに住んでいて病気の母親の面倒を見ている。そして9月にはオーストラリアへの移住を計画している。 彼は自称マルキストで、グローバリゼーションを批判する本まで書いている。 しかし、その彼でさえ、ギリシャの大問題として国内の腐敗を取り上げるのに時間の大半を使った。 アイスコーヒーを飲みながら、彼は「問題は二つの言葉に集約される、どちらも古くオスマントルコの時代に遡るものだ」と言った。 まず“Rusfeti”。これは基本的に「投票してくれたら仕事をあげるよ」。これがだれもが問題としてあげるギリシャの膨大な公共セクターの元凶だ。新民主主義政党に投票して仕事をもらった人は「青シャツ」、PASOKに投票して仕事をもらった人は「緑シャツ」と呼ばれる。 一方、左翼リーダーのアレクシス・ツィプラスは公共セクターの拡大を計画しているが、このような見返り供与の雇用には反対しており、彼が古い主流政党と一線を画しているのは明らかだ。 もうひとつの言葉は、これもオスマン時代から来たものだが“Haratsi”。これは地方の首長(市長、古くはスルタンなど)が法の裏づけなしに誰にでもどのような理由ででも課税できたことを表す。これが、税金を払わないですむ仕組みを作ろうとみなが思う元になった。 ジョン曰く「この二つの問題から目をそらさせるのに、ユーロはいいカードなんだよ。この二つに取り組みたくなかったら、 “ユーロの欠陥だ、メルケルが悪い”って言ってればいいんだから」 しかし、彼でさえユーロとグローバリゼーションの問題はわかっている。事実、システムがメルケルにこれらの問題に取り組むよう奨励することはない。しかし「ユーロは問題だけど、問題のうちのひとつに過ぎないんだよ」。 今日の市場が終了する前に、ギリシャ選挙に関してこれだけは知っておくべきこと http://www.businessinsider.com/before-the-market-closes-today-you-must-know-this-about-the-greek-election-2012-6 6月15日 (ギリシャ、アテネ)- 今日は週末のギリシャ選挙前の最後のトレードだ。 左翼・反救済派のSYRIZAが、保守で救済推進の大政党、新民主主義党に闘いを挑む。 古参の社会主義政党PASOKや極左共産主義諸党など他の政党もあるが、実質、問題になるのはSYRIZAと新民主、この二つだけだ。 問題なのはSYRIZAだけで、今の流れを非難する彼らの主張に対する実質的な国民投票だ、という人もいる。 選挙は日曜日に行われ、投票はギリシャ時間の7時に終了、ニューヨークでは正午だ。 最初の波は出口調査だが、少なくとも5月6日の先の選挙では異様なほどに正確だった。 あなたが知っておくべきことが二つある。 ひとつは、噂では新民主が勝つだろうとなっている。しかし、みなが信じているわけではない。 多くの人がSYRIZAの勝利を確信している。 確かにSYRIZAは他の党にない、大衆の想像力をかきたてるものを持っている。 これまで左派に入れたことのない人まで、SYRIZAに投票すると言っている。 もうひとつは、銀行取付騒ぎが現実の脅威となっている。 実際、これがもっとも喫緊の"目の前の危機“だろう。 "終末”を早めるのは、ギリシャがユーロからたたき出されることでもなく、自ら自主的に出て行くことでも(誰もそんなことは思ってないようだが)なく、銀行取付騒ぎかもしれない。 金をギリシャの銀行から英国、スカンジナビア、スイス、あるいはなんとキプロス(キプロスも危ういことを考えるとなんとも皮肉だが)に移すことが、人々の毎日のもっぱらの話題になっている。 PR |
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